埼玉県境から車で20時間、ここが群馬県の鉄道車輌解体場である…ってあれ?八王子?
2011年3月23日、京王電鉄6000系6022Fの解体搬出が若葉台検車区内で行われた。
クハ6722とクハ6772はバーナーで半分に溶断され、
妻面寄り半分を載せたトラックが若葉台から群馬の解体業者へ旅立っていった。
当然、先頭車2両の運転台側半分も解体されるだろうと思っていたが、
運転台付きの半分を積んだトラックは産廃業者のファイターに先導され甲州街道を八王子方面へ向かった。
TS-810付随台車を積んだトラックは途中で一団と別れ高井戸方面へ向かったので解体場へ向かったのは間違いない。
八王子方面へ向かうとなればあの改造工場に搬入されるのではないか?ということで行ってみる。
クハ6722の先頭部を積んだトラックがすでに到着。後ろ半分の姿は無い。
しばらくするとクハ6772の前半分がここへ運ばれてきた。
2両ともKEIOロゴは塗りつぶされておらず、プレートなどの部品も付いたまま。
今思えば先頭部の吊り上げは解体車とは思えないほど丁寧に作業していたな、と。
2両分の先頭部は背中を合わせるようにしてウマ掛けされた。
搬入された台車は、付随台車のTS-810ではなくTS-809A電動台車。
台車のボルスタに「保存」という文字が書かれているのが気がかりだ。今後の動向に注目したい。