銚子電鉄 2000形の近況 – 2010年2月25日

2010年2月25日、銚子電鉄2000形の近況を見てきた。

銚子電鉄2000形 デハ2001とデハ2002 - 2010年2月25日
▲元伊予鉄800系823編成はアイボリーに塗装された。デハ2002は東武の特急カメ号に似ている? - 2010年2月25日


元伊予鉄道822編成の銚子電鉄2000形の第1編成は、ワンマン対応工事の最中でクハ2501の乗務員室を中心に工事が行われていた。小田原機器製の運賃箱が積み込まれおり、料金表も設置されていた。運転席後ろの座席が撤去されていたので、そこが車椅子スペースになるのだろうか。ドア上にはドアチャイムのスピーカーが設置されており、バリアフリーに対応している。
外観の変化は、クハ2501の正面助士側窓上部にワンマンの看板が設置されていた。車体側面にはライトグリーン地の車体番号プレートが付けられていた。乗務員室寄りのドア近くにはワンマン時の出入口を示すプレートも設置されていた。連結面のステップがあった所に転落防止幌を設置したため、新たに妻面のハシゴが設置された。

改造工事は新京成車輌工業、串崎車両、日本電装によって行われているようだ。

銚子電鉄2000形 クハ2502とクハ2501 - 2010年2月25日
▲クハ2502もアイボリーに。幌台座と渡り板、貫通扉の取っ手が撤去され鍵穴は埋められている。 - 2010年2月25日

元伊予鉄道823編成の2000形の第2編成の塗装はライトグリーンではなく、アイボリーに近い色となっている。ネット上のファンの見解では京王時代のアイボリーに臙脂帯を巻いた、いわゆる「ニセ新車」を再現するというわけではなく、車体広告のラッピングする為にこの色に塗装したのではないかとも。車体側面に車体番号プレートが設置されているが、第1編成と同じくライトグリーン地の物だった。
こちらの編成にも転落防止幌が設置されているが、台座のみ設置されており、黒いゴムの板はまだ無かった。

銚子電鉄2000形 デハ2002 アイボリー - 2010年2月25日
▲臙脂帯を巻けばニセ新車が蘇るが・・・ちなみに本家のリバイバル臙脂帯はカッティングシートによる表現だ - 2010年2月25日
銚子電鉄2000形の塗料。 - 2010年2月25日
▲空の一斗缶のラベルにはベージュ、と。 - 2010年2月25日
銚子電鉄2000形 デハ2001とクハ2501の連結面 - 2010年2月25日
▲連結部には転落防止幌が。ステップ撤去に伴い、妻面にハシゴが設置されていた。 - 2010年2月25日
銚子電鉄2000形 クハ2501 車体番号 - 2010年2月25日
▲車体番号はライトグリーン色のプレート。銚子電鉄社紋と車体番号が記されている。 - 2010年2月25日
銚子電鉄2000形 クハ2501 車内 - 2010年2月25日
▲クハ2501の車内を外から覗かせてもらうと、ワンマン化工事の真っ最中だった。 - 2010年2月25日
銚子電鉄2000形 クハ2501 - 2010年2月25日
▲ワンマン表示が追加されていた。貫通扉の窓に貼ってある紙は設計図だろうか - 2010年2月25日

銚子電鉄デハ701- 2010年2月25日
▲昼前までデハ701とデハ1001が連結して走っていた。デハ801も単行で走っていた。 - 2010年2月25日

試運転開始はまだ先になるとのことで具体的な日時は不明。なにより役所の許可が必要とか。
帰りはしおさい10号で特急料金を節約して、新聞輸送列車と113系を撮影し、千葉で打ち合わせして帰宅。