新京成電鉄800形810F モハ811解体・搬出 – 2010年8月27日

2010年8月27日、新京成電鉄800形810Fの先頭車モハ811が、
くぬぎ山車両基地内にてガス溶断で半分に切断され、20トントラック積載されて解体業者へ運ばれた。
新京成電鉄800系 モハ807カットボディ@イトーヨーカ堂
この画像はイトーヨーカ堂で展示中のモハ807カットボディです。

以下、モハ811解体画像につき注意

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
中間車の搬出が終わり、これからモハ811の溶断が始まる。前半分にクレーンのワイヤが掛けられた。

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
中ドア部をガス溶断する。当日作業効率向上のためか、一部は事前に溶断してあった。
解体・搬出にあたり、屋上・床下機器や車内の部品が「解体線」で撤去された。
つり革、扇風機、方向幕等の部品はイトーヨーカ堂のイベント等で販売される。

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
20トントラックが迎えに来ると、半分に切断された車体が吊り上げられる。

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
ヘッドライトが抜かれ、車体番号部はカットされている。

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
陸から空飛ぶ電車を撮ってみよう。
万が一に備え、作業区域は立ち入り禁止措置がとられる。
車が通行するときは作業を一旦止めるなど、交通に気を配りながらの作業となる。

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
微調整しながら、20トントラックの荷台に積載。車体はワイヤーで荷台と固定された。

新京成電鉄800系 モハ811解体・搬出
直角カーブをクリアし、梨園の脇で停車。このあと緑のシートで車体が包れた。

新京成電鉄800形
最後に現役時代。2010年2月2日撮影。

残りの中間車と運転台撤去車についても部品取りされ、一部溶断されており、近日中に搬出解体されるものと思われます。
全車解体が確定した800形ですが、過去には数社から譲渡の打診が来たそうです。
何れも双方の都合があわず白紙になってしまい、その数社は他社の中古車を導入しました。