2010年9月10日未明、伊予鉄道800系のモハ815,モハ826が市内電車軌道敷上で搬出され、中予地方の産廃処理業者へ陸送された。
搬出と搬入は同じ場所で行われた。道行く人も足を止め作業の様子を見守っていた。
モーターカーに推進され、市内電車の軌道敷を行くモハ815。
この車両のみ2010系中期車が種車になっているので裾の処理が他車と異なるのが外観上のポイント。
伊予鉄車紋や銘板類、車体番号、方向幕等は撤去済。陸送で搬出されるため床下機器は撤去されていない。
モーターカーは次に搬出するモハ826を迎えに行くため切り離され、作業員が投光器の光軸を調整する。
架線高ギリギリまで吊り上げられ、セミトレーラーとポールトレーラーに乗せられるモハ815。
銘板撤去跡には京王時代のライトグリーンが残っていた。
モハ815の積み込み作業が終わるとモハ826がモーターカーに牽引されてきた。
こちらはへッドライト撤去跡に京王グリーンが。
吊り上げられ、台車が抜かれ人力で松山駅方へ運ばれる。
こちらはランゲンドルフのトレーラに乗せられた。牽引機はUDの2デフトラクタ。
2両の搬出が終わると中予地方の業者のもとへ向け旅立って行きました。さようなら。