2010年9月10日深夜から11日未明に伊予鉄道800系のモハ815,モハ826が市内電車軌道敷上で搬出された。
この2両は中予地方の産廃処理業者へ陸送され、そこでスクラップにされると思われる。
伊予鉄800系の姿は見れなくなったが、2両2編成が昨年11月に銚子電鉄へ譲渡され、
2000形として今年7月24日に営業運転開始し、愛媛から遠く離れた千葉で元800系が活躍する姿を見れる。
銚子電鉄2000形営業運転開始日の翌25日には伊予鉄800系さよなら運転が実施された。
モーターカーに推進されて回送されてきた5000系顔のクハ856。
側面は撤去されていた車体番号だが前面は付いたままだ。
この位置で停車。クハ856と切り離されたモーターカーは古町の車庫へ戻って行った。
早速ワイヤが掛けられ車体が吊り上げられ、台車を人力で松山駅前方面へ動かす。
クレーンは産廃処理業者所有の物で、トラクタとトレーラーの業者は3000系の時と同じだった。
トラクタとトレーラーには産業廃棄物収集運搬車の許可表示が貼付けてあった。
東急車輌製のセミトレーラーとボールトレーラーに載せられ、ワイヤで車体とトレーラーが固定される。
次に搬出されるモハ816の為に、トレーラーは軌道敷の脇へ移動する。
クハ856の台車が積まれると、モーターカーのエンジン音が聞こえてきた。
ドイツ・Langendorf社製の伸縮式低床セミトレーラに載せられているモハ816。