ジャカルタEKONOMI ACの折り返し乗車あれこれ

Tokyu Seri8000 8039F - 東急電鉄8000系 8039F
みなとみらい線内で不正折り返し乗車が話題になっているようです。
そういえばジャカルタでも折り返し乗車はありました。ラッシュ時、始発駅から乗ったのに座れません。

駅事務所でMRI工とDP区の訪問許可申請が終わった頃には帰宅ラッシュに突入。
この日の最終イベント、ボゴール電車区訪問のためボゴールへ向かうことに。
ホームは電車を待つ通勤客などであふれかえっている中、折り返しボゴール行きの東急8000系8003Fが入線。
整列乗車なんぞ無くドアが開き次第、乗客は我先にと車内へ乗り込んで行きます。
着席客は途中駅から乗車し席を押さえ折り返しているので、空席は見つからず。それにしてもこれは酷い。
どこから乗って折り返せば確実に座れるのでしょうか。

中央線を走るにつれ増えて行く乗客。日本の通勤ラッシュと変わらない光景がここでも繰り広げられています。
東京で多くの通勤通学客をさばいてきた東急8000系の高らかなモーター音が心強く感じます。
乗車率が200%もあろう車内でも検札を行うセキュリティスタッフ二名の姿が見えました。
客と客の間をかきわけて自分のところにやってきました。チケットを差し出すと穴二箇所を開けていきました。
ちなみにジャカルタコタからボゴールまでの運賃は7000IDR、日本円にしておよそ70円です。

ガンビル辺りを発車した時でしょうか、ガクンと前後衝動があった後車内が暗くなりました。ここで停電イベント発生。
オレンジ色の非常灯が照らしているだけの車内。電車は静かに惰性で走ります。
停電はジャカルタ鉄の先輩方から聞いてはいましたがとても新鮮。通勤客にとっては日常なのでしょう。
トロトロ走っているうちに変電所も復帰し、車内に明かりが戻り再びモーター音を響かせて加速。
車両の導入だけではなく変電所設備の増強もすべきですね。

ボゴール線のある駅からは、側扉が閉まらないようケツで押さえつけ乗る男性客が(笑
電車はドア開けたまま発車。その客は半身乗り出して煙い風を浴びていました。その風は車内にも入ってきます。
何駅か走ったところでドアを押さえつけるのが面倒くさくなったのか最終手段ドアコック(笑
側扉を開けるほどの混雑だったのでもしかしたら屋根にも乗っていたかもしれません。

ジャカルタコタ発車から約1時間、デポックを過ぎたあたりから空き始めやっと座れることに。
席に座れたのは終点のボゴールまでの僅か2、3駅だったかと。折り返し乗車客の殆どが遠距離通勤客でしょう。
日本以上のラッシュを身を持って体感し、ヘトヘトになりながらボゴールに到着。