今月上旬、インドネシア向け千代田線6000系第三陣が東京木材埠頭にて貨物船に積み込まれた。
上の写真のレンズは肉眼の視野に近いといわれている50mmで撮影。
東京木材埠頭の千代田線6000系は非常に小さく、目を凝らさないと見えません。
積み込み場所までの距離を地図で計測してみると1600メートルもありました。
東京の新名所からインドネシア向け中古電車の旅立ちを撮ってみようと思います。
6623号車の積み込み作業。
今回、6000系を運ぶ貨物船はオランダ船籍のMARINUS GREEN号。
伊予鉄や琴電の大黒大橋のようにはいかないですね。
遠景ということもありコントラスト低下が著しいので不自然な感じの濃いめの味付けです。
現像し直して今後画像差し替えるかもしれません。
手前の列に6125Fとキノコ貫通路が特徴の6107F。奥の列の6123Fが積込み中。
いつもの対岸には劇用車の元横浜市営エアロスターと7Eが。元臨港キュービックも。
ここで新兵器投入。某巨大地下組織の方からサンニッパを貸して頂きました。
手持ちの機材より大きく写せます。
サンニッパとテレコンの威力は反則級。ノートリでこれだけ大きく写せるんですよ?
テレコン噛ましても1.6km先の側面車体番号が読み取れる解像力。
構内横持中の6123号車を撮影しサンニッパタイム終了です。ありがとうございました。
明るい望遠単焦点計画でも建てましょうか。
ラフター二基が手前の列の6007号車を吊り上げ。次から次へと早いペースで積み込まれています。
6123玉掛けされも本船クレーンで吊り上げ。
銀座線1000系の営業開始で盛り上がっている所ですが、千代田線6000系はひっそりと貨物室へ消えて行きます。
とある冊子の千代田線特集で6126Fと6115Fの輸出が触れられていましたが、現時点ではメディアの取材はないようです。
クレーンはLIEBHERR製。ドイツの建機メーカーですが国内ではあまり見かけないですね。
バスの発車時間まであと10分程でしたが、Kucing氏がタクシーで対岸へ行くとの事で同行させて頂きます。
6007号車の積み込みに間に合いました。風が強くファインダーに納めるのも大変。
ジャカルタでまた会いましょう。
この日は6007号車の積込みを見送って撤収しました。
翌日。出港時刻予定からすると今ぐらいが最後の車両の積込だろうと頃合いを見計らい、若洲海浜公園へ向かいます。
車窓からクレーンの向きが船尾側に揃えられていたのが見え、予定より早く作業が終わった予感が。
バスから降りてゲートブリッジの昇降塔に着くとちょうどMARINUS GREENが目の前を横切って行きました。
春の嵐の影響で入港が遅れたため急ピッチで作業を進めたのでしょう。ジャカルタ到着は4月末から5月頃でしょうか。