目黒のビルの谷間で真っ赤な車体にサインカーブが描かれた丸ノ内線400形を発見!
トーヨーのマルチに台車ごと積載された454号車。その姿は一見、海外譲渡車の陸送のようです。
バブリーな時代に三越で商品として展示され、1989年に目黒にやってきたこの車両。
保存場所の幼稚園の改築工事が行われるため解体されてしまう運命のようでしたが、
「譲渡先が決定」したとの情報から、新たな保存場所へ運ばれるのでしょう。
トレーラー後方の先頭部。幌がついています。
ヘッドライトのレンズと行先表示窓のガラスにヒビが入っているため、テープが貼られていました。
車体番号のフォントは再塗装の際に変わったのでしょう。このフォントだと違和感があってしっくりきません。
再塗装から時間が経っている為か一部塗装が剥がれていましたが、状態はそこまで悪くなさそうに見えました。
割れたガラス部品と欠落したワイパーを復活させ、塗装すれば新車のようによみがえるのではないのでしょうか。
窓の懐かしい帝都高速度交通営団のステッカー。車内には路線図が残っていました。
新たな保存先では車内も公開されれば良いのですが。
ドアステッカー。こちら側は退色せず、まだ色が残っていました。
20年前のドアステッカーはこんなデザインだったのですね。
さて、この車両どこへ運ばれるのでしょうか。