写真は節電中のエコノミー車内。数少ない蛍光灯の下で新聞売りがメデアーメデアーと繰り返し言っています。
ドア開けっ放しでラッシュ時には屋根上に大量の人を載せていたあの電車が一週間前に予告無しに廃止になりました。
前々から廃止されるとは言われていたものの、突然の廃止には驚きました。
まだ爆音立てて熱風を切り裂き走っているような気がします。
次に訪れたときもドアのステップに腰掛けて乗ろうと思っていたのですが。
車内販売、ミュージシャン、乞食がやってくる車内。
カートに沢山つり下げられたブラックベリーのカバーやファンシーなアクセサリ、
本や新聞、フルーツや揚げ豆腐のターフなんかの食べ物、アクアなど飲み物を満載したカート…
あんなの売って売れるのかなと思っていたら買い手がいたりするんですよ。
あやしげな日本語が書かれた瞬間接着剤「シアのーグリド」なんてのを販売してる物売りもいました。
混沌とした車内でしたが見てて面白かったですね。
夜のコタ駅でアヤムゴレンとナシを食べてうろつきます。
なかなか凝っているすごいカートがエコノミー車内を走り抜けていました。
写真をお願いするとKAIの7000系をこっちに向けて決めポーズ。Makasih
ジャヤカルタ駅では東葉高速の1000のカートを見かけました。
エコノミーは彼らの移動手段だったり、商売の場所だった訳です。
コミューターは車内販売禁止できっちり運賃取られますからね。
これが無くなった今、彼らはどうしているのでしょうか。
駅端で軽くバルブ。昨年登場した流線型前面のNew Marco。バス用ライトで睨みをきかせます。
同じく流線型前面のジョコレノサトゥは2011年にマンガライ工場内で見たっきり。
自動ドア化や中間二連の電装解除など折角手を加えて出場したばかりだったのに廃止とは。
急な出来事だったのでしょう。
2011年訪問時、マンガライ工場に入場中していた76年製の最古参エコノミー。
車体ステップの外板の張替が行われていました。多雨な環境ですから腐食するのでしょう。
手がかかる鋼製車の廃車は止む無し?
白地にオレンジ帯に塗装された3扉のエコノミー。
ガラスが無い箇所もありますが扉が閉まっていると引き締まって見えます。
前は製造年時がバラバラな4両編成。後ろにはステンレスの4連が連結されています。
通風口や下部の補助ライトの有無など、車両ごとに顔も異なっててなかなか個性のある形式でした。
ステンレスのRheosはAC搭載して再び直流モーター音を響かせて欲しいところです。