毎々お世話になっております。
2017年3月山口県下松市で、イギリス向けIEP Class800 高速鉄道車両を昼間に陸送するというイベントが行われました。
この陸送は下松市が主催となり、「ものづくりのまち下松」の誇る技術を結集して生産された鉄道車両が、鉄道発祥の地イギリスへ旅立つ様子を皆さんにご覧になっていただきたいという目的で行われました。
鉄道車両陸送の許可条件で、原則として夜間走行となるため、昼間の陸送は滅多に見ることができません。
昼間に陸送を行うのは貴重ということで、サンライズ出雲とスーパーおきを乗り継いで下松へと向かいました。
ルートを下見しながら県道366号線へ入る交差点へ向かう途中日立物流の基地を発見。。
後期型のビックサムと速度表示灯付きの中期型ビックサムもいました。
トラクタの後方には電車ヤッコがまとめておいてあります。
こちらには東京モノレールやリゾートライン陸送でおなじみのモノレールヤッコ。
再び交差点へ向かいます。
下松地場産業団地入口交差点の周辺にはすでに数えきれないほどの市民がいました。
駅伝やマラソンの応援のような雰囲気です。
ピンを抜き、ドライバーと連携を取りながらステアを操作し慎重に左折していきます。
陸送の露払いは240系アリオン捜査用覆面。グレードはA20。
その後ろに下松市のプロボックス、日立物流のADバン誘導車、クオン牽引の陸送本体、クオン平ボデーの後方警戒車、200系クラウンパトカーという車列でした。
左折中交差点を封鎖しているため、県道366号線光市方面は渋滞が発生。
日立製作所笠戸事業所専用線の踏切付近にて。
日中の県道を堂々と陸送の車列が通過していきます。
専用線を渡るClass800。
夢中になって写真を撮るひとびと。
二級河川玉鶴川をまたぐClass800。下松第2ふ頭まではあと少し。
車両が埠頭に入る前に、下松市の國井市長と日立製作所の正井常務よりご挨拶がありました。
このイベントは下松市の國井市長の発案とのことで、企業城下町ならではの行政と企業が連携した素晴らしいイベントだったと思います。
取材に応じる市長。
昼間に運ばれる電車を見ようと3万人もの人が集まり、「ものづくりのまち下松」をアピールできたのではないでしょうか。
工業地帯ならではの立地を生かした観光形態が今後流行していくよいと思いました。