2018年8月18日、MRTジャカルタ電車の第2陣24両を積載した貨物船がインドネシアのタンジュンプリオク港に到着しました。
日本では珍しいMANのトラクタが、タンジュンプリオク港でMRTジャカルタの横持を行います。
航空運賃を試しに調べてみると、9月末廃止予定の成田発のLCC直行便が安かったので、乗って残そうLCC直行便ということで、避暑地ジャカルタへ飛びました。
GDP成長率年5%の勢いは凄まじく、新たな鉄道網の整備や既存鉄道の改良も行われており、4年ぶりのジャカルタで浦島太郎状態になってしまいました。
MRTジャカルタが開通すると、少し前に話題になったブロックMへ電車で行けるようになりますよ。スカルノハッタから空港線に乗り、新スディルマン駅で乗り換えればブロックMはすぐです。
中古電車とは埠頭が異なり、MRTJは鉄コイルを取り扱う行う埠頭での水切りとなりました。
この埠頭ではTNI-ADのベテランのような外見を備えたセキュリティ数名が、ナワバリに入ってくる不審者に目を光らせて排除にあたっていました。おそらく現地のステベが雇ったのでしょう。埠頭会社の警備員は大丈夫と言っていたんですがね。思うように事が進まないのがこの国でして、まあしょうがないということで本船より離れたところで撮影していました。
水切りされたMRTJ電車は埠頭内に留置に並べられていきます。
現地の鉄道マニアも来ているかなと思ったのですが、ゼロ。居たのは鉄コイル輸送トレーラーマニアというニッチな層のマニアが数人居合わせただけという状況でした。ちょうどアジア大会の開会式があったので、そちらに流れてしまったのかもしれません。
この日の夜にデポック国鉄村在住の方がお食事会を開催していただけるとのことだったので、中間車数両の作業を見守ったのち、後ろ髪をひかれる思いで撤収。
翌日、朝練の後、再びタンジュンプリオクへ。朝の6時半に水切り作業が完了したとのことです。
留置車両にはシート掛けが行われていました。また、車両の周りには黄色いトラテープで結界が張られ、四隅には車両に触るなとの注意書きがありました。窓口企業が雇ったと思われる非ベテランのセキュリティがバイクで巡回している厳重さでした。
夜に陸送される車両はコメットに積載されて台切りされて留置されていました。
台車の黄色い治具は豊橋からルバックブルスまで付けっぱなしなんですね。使用後は日本に送るのかが気になるところです。