2018年12月24日から25日にかけて、インドネシアKCIに譲渡された東京メトロ千代田線6000系6130Fが、CC201機関車とディーゼル救援車のプッシュプルで、Tanjung Priok駅からDepok車両基地へ回送された。
深夜、長いお鼻のCC201を先頭にBNI市駅を通過する6130Fの配給回送。
CC201のライトは闇を切り裂くような眩しさだった。
終電後のTanjung Priok駅。Dipo Depokへ回送する時刻が近づいてくるとKCIおよびKAI職員が集まってきました。
数年前は現地職員からの忠告で、夜にこの駅へ行く時は十分気をつけることと言われたことがあります。今はだいぶ治安が良くなったように感じますが、オランギラの来襲に備えてか終電後も退役軍人によるPKDの訓練が行われており、発声と腕立て伏せを仕込まれていました。
過去にはAncol方に怪しい光を放つピンク色の連結解放作業用テント、連結解放に必要な用品を売る店やアルコール類販売の屋台が並んでおり、線路内は無法地帯となっていました。配給に乗車し、そこを通過する時にベベレケかハイになったオランギラが電車の側面を叩いてきたり、電車に石を投げてきたといったこともありました。
写真左の機関車はCC206で、コンテナ列車の牽引にあたっており、今回の配給とは無関係でした。
6130Fの入換が行われ、今晩の牽引機CC201 92 20号機がJNGより到着。
オランダ統治時代に建設された駅で、アメリカ製の機関車と連結した日本から来た中古電車。
これぞチャンプルー。
このあと各種確認を行い、Depok車両基地方面へ走り出して行きました。