つい先日、約3年ぶりとなるインドネシアに行ってきました。いつもお世話になっているパクアン急行氏とE103系氏が建設中のジャカルタ-バンドン高速鉄道(KCIC KCJB)の工事列車を撮影しに行くということで同行させていただきました。
DF4C 4151(通称:ドラえもん)を先頭に走るバラストホキの返却回送。機関車の先頭部に旧正月の装飾がされているのは、工事列車の運転と作業に従事しているのは中国人労働者だからです。赤い福がドラえもんの赤い鼻のようですね。ドラえもんの次に連結されているのが中国国鉄色のDF4B 6385でした。ホッパ車は中国国鉄のK13系(K13K,K13AK,K13NK)を16両連結し、後部にDF4B 7549を連結していました。
今年7月の開業に向けて作業員たちは昼夜問わずの作業で大変そうですね。
ジャカルタ―バンドン高速鉄道の沿線に行ってみましょう。
バンドンまでは高速道路経由で連れて行っていただいたのですが、ジャカルタ近郊の高架区間は欠陥工事で舗装が波打っていて、エキスパンションジョイントの盛り上がりが酷く車がよく跳ねました。山間部に入ると路面がよくなるのですが、街灯が一本もない真っ暗な区間があったり、服を着ない部族たちが高速道路を横断していったという地点を通過したり、光り輝く巨大ブリブリ看板がそびえたつブリブリ坂を通ったりしました。料金所を降りて一般道に入って町中を通って郊外に出ると、商店と商店の隙間を抜けて、細いくねくねとした山道を登り、最初の撮影地につくという濃ゆい道中でした。しかもそこまでナビなしという熟練具合と撮影地開拓精神に脱帽です。。
工事列車は予測不能の動きをするので、情報収集や予想をもとに追いかけて、逃げられたりしながらやっとのことで撮影することができました。同行させていただいたパクアン急行氏とE103系に感謝申し上げます。
おすすめの定番撮影地で待ち、遠くに機関車の姿が見えたと思ったら、後退して遠くへ消えて行ってしまい、出鼻をくじかれます。
雪だるまマークの赤いソフトクリーム屋さんに課金すると工事列車ガチャで当たりを引ける確率が高まると聞いていたので、前日にコタトゥア店に寄るも行列が出来ていたので入店をあきらめてしまったのが良くなかったかと後悔していたところ、この写真の撮影場所に移動し、ジャワ島で中国釜を拝むことができました。
ただ、バラスト散布区間はこのトンネルの中だったようで、作業の様子は見れず。
中国から中古の機材を取り寄せて、工事列車に充当できるのはコスト的に強みがありますよね。日本が受注していたら標準軌の中古の保車かき集めたりしたんでしょうか、それとも新製になったのか。
DF4B 7549は中国電建のロゴ付き。旧正月の装飾はこちらの機関車にもついています。そういえば日本で正月飾りつけて走っている自動車って見なくなりましたね。
高速鉄道の高架横は、のどかな田園風景。水牛使って水田を耕してしていました。こちらの水稲栽培は二期作三期作できるんでしょうね。
高速鉄道の車両も見たかったのですが、車両基地近くは警備が厳しく、受注の経緯から日本人が向かうとスパイ扱いされ拉致される危険性あります。ただし、現地ファンには撮影させてYoutuberなってもらい小遣いを稼がせつつファンを増やそうとしているようです。