鉄道車両メーカーINKAのカフェArumDaluと燃油ターミナル専用線

INKAのカフェArumDalu B5012
インドネシアの鉄道車両メーカーINKA(PT.Industri Kereta Api)のカフェArum Daluへ行ってきました。建物内ではINKAの歴史と実績の紹介や模型が展示してあります。外には保存車があり、インドネシア初の国産客車の中では飲食ができます。
マディウン駅の北側にあり、駅から約400mなので徒歩でも行けます。敷地の前にはマディウン燃油ターミナル専用線が通っています。


PT.Industri Kereta Api INKAのカフェArumDalu
INKAの正門前です。カフェとINKAの歴史展示は門の中の建物にあります。客車も門の中にあるのに入っても大丈夫なのかと思われる方もいるかもしれませんが、門の付近の建物と保存車両ゾーンとマスジッドはオープンスペースなので許可不要で立ち入り可能。詳しくは門柱の地図を参照してください。

INKAのカフェArumDalu PROTOTIP SI BELO KUDA TROYA
PROTOTIP SI BELO KUDA TROYA。インドネシア初の国産客車。PROTOTIPなので試作車ですね。
公開にあたって内外装の復元工事が行われているので新車のようでした。
側面がクリーム色で窓周りと裾部分がオレンジ色なので伊予鉄の旧塗装を連想してしまいます。

INKAのカフェArumDalu ANT-15W
日本要素を発見。アントがいました。銘板によると1983年製造のANT-15W型。

INKAのカフェArumDalu B1602
B1602。床下のカバーが特徴的。来歴はKAIヘリテージに記載されています。

INKAのカフェArumDalu SI BELO KUDA TROYA
SI BELO KUDA TROYA車内の復元部分。
壁は緑色。座席はメッシュで通気性よさそうですが、長時間の乗車は疲れそうです。

INKAのカフェArumDalu SI BELO KUDA TROYA
SI BELO KUDA TROY車内の飲食スペース。
イブイブグループ一組と中学生男子のグループが一組がいました。
例によって家庭用エアコンで冷改されていて快適。

INKAのカフェArumDalu ES TEH
一通り見学を終えると雨が降ってきたので、建物のカウンターでエステーを注文。
スマホを充電しながら雨宿り。
子連れのイブイブグループがご新規で来店し、イブーたちが世間話に夢中になると、子供たちが跳ね回り始めて、グラスを割ってましたが、グラスが落ちたんだと言い訳をしておりました。

プルタミナ マディウン燃油ターミナル専用線
雨が弱くなってくると、外に動きあり。
SATPAM(警備員)が出てきたぞということで、氷が解けて薄くなったエステーを飲み干して退店。

プルタミナ マディウン燃油ターミナル専用線
するとプルタミナのタンク車が推進運転でやってきました。
国営エネルギー企業プルタミナのマディウンBBM(燃油)ターミナルへの貨物列車です。

プルタミナ マディウン燃油ターミナル専用線
機関車はCC201でした。ゆっくりとしたスピードでしたので追いかけてみます。
電気トラムは警備員の待機場所兼物置として使われていました。

プルタミナ マディウン燃油ターミナル専用線
併用軌道からカーブしたあたりで一旦停止。これより先は入れなさそうなので、INKA正門方面に戻ることにしました。
近所の子供たちは、線路横の用水路で魚釣りをしていました。

プルタミナ マディウン燃油ターミナル専用線
戻ると警備員がバイクの洪水を堰き止めていたので、戻ってくるのかなと待っていると、単機回送がやってきました。角ばったトヨタキジャンが踏み切り待ちしているのもインドネシアらしくて良いとおもいます。
思わぬ収穫があり満足したので、バイクタクシーを手配して道路上に電車が放置してあるボゴウォント通りに向かいました。