電車の墓場 チカウム・パシルブングル

もうすぐ彼岸ですね。2023年2月にチカウム駅とパシルブングル駅にある電車の墓場へ墓参りしてきました。
両駅に停車する列車がなく、両駅は許可がないと近くで撮影できないので、ジョグジャに向かうFajar utama YKの車内から見てきました。
列車はPasirbungur駅、Cikaum駅の順番に通過しましたが、103系が眠るCikaum駅の様子から紹介します。

電車の墓場 チカウム・パシルブングル
立ち入り禁止の看板の向こうに見える103系の先頭車。
前面はツタで覆われ始め、緑のコケが生えている部分も。時間が経てば山手線のような色になるのかも。
積まれた台車もツタで覆われていますね。
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インドネシアKCIの東急車 ‐ 2023年2月

Kereta Commuter Indonesia 東急8003F
本家東急では田園都市線から8637Fが引退し、8000系列が走る姿を見れなくなってしまいました。
インドネシアではまだ現役で、2月の滞在期間中は8003Fと8610Fがボゴール線運用で走っていました。
8003Fは前面のみ赤帯の新色になっていていましたが、側面はそのまま。8613Fから始まった赤と黄色の塗装でしたが、その他の形式も新色化が進んでおり、旧塗装は少なくなっています。8000系列は前面の新色化が済んでいます。

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伊豆急行8000系 TB-7編成 インドネシア通勤鉄道(KCI)ラッピング貸切

2021年11月14日にインドネシア通勤鉄道(KCI)カラーの伊豆急行8000系TB-7編成の貸切列車が伊豆高原~伊豆急下田間で運転され、伊豆高原車両基地内と伊豆急下田駅留置線では撮影会が行われました。
これは、伊豆急8000系貸切団体募集(伊豆急行線開業60周年企画)でインドネシア鉄道の愛好家(ジャカルタ鉄)の団体が貸切り、11月14日の貸切のためだけに8007号車の前面をKCIカラーで装飾しました。
なお、日本国内をKCIカラーの電車が走るのは初めてのことです。KCIカラーで貸切列車を走らせることについてはインドネシアのPT Kereta Commuter Indonesia社の許可を受けています。


片瀬白田駅停車中のKCIカラーの8007号車。スカートも赤くしました。


参考に2019年に撮影した8004号車。前面の車体番号は東急フォントとなっています。
東急8000系・8500系列の中で、8004号車のみ投石を受けても割れにくいポリカ製の窓に交換されたため、投石避けの金網が撤去されています。
2020年の検査で貫通扉のKCIロゴと側面の女性専用車装飾の撤去されました。

日本国内のみならずインドネシアの鉄道ファンの間でも話題となったこの貸切。現地鉄道ファンの間でも伊豆急の知名度が向上しました。彼らもいつか伊豆急を訪れてくれるといいですね。PKDヘルメットを被った参加者がおり、それがツボにハマっている現地ファンもいました。

Covid-19の感染拡大により気軽に海外に渡航できない日が続いているので、日本国内でKCIカラーの電車を走らせてみようということでプロジェクトがスタートしました。
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東京メトロ千代田線6000系 6130F Dipo DPへ回送される

2018年12月24日から25日にかけて、インドネシアKCIに譲渡された東京メトロ千代田線6000系6130Fが、CC201機関車とディーゼル救援車のプッシュプルで、Tanjung Priok駅からDepok車両基地へ回送された。
東京メトロ6000系6130F CC201 92 20 Dipo Depok行きKLB
深夜、長いお鼻のCC201を先頭にBNI市駅を通過する6130Fの配給回送。
CC201のライトは闇を切り裂くような眩しさだった。

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東京メトロ千代田線6000系6130F TPKへ回送される

2018年12月24日、インドネシアKCIに譲渡された東京メトロ千代田線6000系6130Fが、ディーゼル救援車に牽引されPasoso駅からTanjung Priok駅間で回送された。 東京メトロ6000系6130F NR牽引回送 スラム街通過 建築限界など関係ないカオスに迷い込んでしまった6130F。

営団マークと運転台にさよなら装飾を掲げた千代田線6000系が、線路の両脇にスラムがびっしりと並ぶカンポンの中を通過していきます。この線路脇の密度は国内ではまずありません。この場所を通過する時は「建築限界測定車」に化けることもあります。
6130Fについては一連の流れを撮影できましたが、まずはカンポン通過回送から掲載していきます。 続きを読む