中国国鉄DF4C DF4Bによるジャカルタ-バンドン高速鉄道の工事列車

つい先日、約3年ぶりとなるインドネシアに行ってきました。いつもお世話になっているパクアン急行氏とE103系氏が建設中のジャカルタ-バンドン高速鉄道(KCIC KCJB)の工事列車を撮影しに行くということで同行させていただきました。
ジャカルタ-バンドン高速鉄道 工事列車 DF4C 4151 DF4B 6385
DF4C 4151(通称:ドラえもん)を先頭に走るバラストホキの返却回送。機関車の先頭部に旧正月の装飾がされているのは、工事列車の運転と作業に従事しているのは中国人労働者だからです。赤い福がドラえもんの赤い鼻のようですね。ドラえもんの次に連結されているのが中国国鉄色のDF4B 6385でした。ホッパ車は中国国鉄のK13系(K13K,K13AK,K13NK)を16両連結し、後部にDF4B 7549を連結していました。
今年7月の開業に向けて作業員たちは昼夜問わずの作業で大変そうですね。

ジャカルタ―バンドン高速鉄道の沿線に行ってみましょう。

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北陸鉄道浅野川線8000系8802編成が井の頭線当時のアイボリーに

2022年6月20日に北陸鉄道が浅野川線8000系8802編成を引退記念の一環として京王井の頭線当時を再現したアイボリーホワイトカラーにすると発表し、2022年7月9日のイベントでアイボリー化された8802編成がお披露目されました。2022年9月24日の引退までに、撮影会等のイベントや引退HM付きの運行が行われました。

北陸鉄道浅野川線8000系8802編成 京王井の頭線アイボリーカラー
オレンジからアイボリーに塗り替えられ、遠くから見ると3002Fのよう。

北陸鉄道浅野川線8000系8802編成 京王井の頭線アイボリーカラー
アイボリーの8802編成が北鉄金沢の渋谷駅感を増幅させております。

北陸鉄道浅野川線8000系8802編成 京王井の頭線アイボリーカラー
製造銘板は車体側面に取り付けられた製造銘板。昭和38年東急車輛製。還暦を迎える前に引退。

北陸鉄道浅野川線8000系8802編成 京王井の頭線アイボリーカラー
内灘駅にて。左は最後の広幅車の8902F。8901Fと8903Fは03系に置き換えられて廃車搬出済み。
もう一本ある狭幅車の8801Fは重故障が発生したようで運用離脱中。検修庫に留置されていたため顔は拝めず。
2022年の1月末には銚子電鉄の2002Fが走行不能となり、予備車も検査中で、2002Fの部品手配と修理が完了するまでの一週間ほど朝の列車が運休になってましたし、この世代の車両の部品供給は厳しいのかもしれません。
8801Fの場合、8802Fが廃車になれば部品が確保できそうではありますが。

北陸鉄道浅野川線8000系8802編成 京王井の頭線アイボリーカラー
ステンレスが西日で染まります。

伊豆急行8000系 TB-7編成 インドネシア通勤鉄道(KCI)ラッピング貸切

2021年11月14日にインドネシア通勤鉄道(KCI)カラーの伊豆急行8000系TB-7編成の貸切列車が伊豆高原~伊豆急下田間で運転され、伊豆高原車両基地内と伊豆急下田駅留置線では撮影会が行われました。
これは、伊豆急8000系貸切団体募集(伊豆急行線開業60周年企画)でインドネシア鉄道の愛好家(ジャカルタ鉄)の団体が貸切り、11月14日の貸切のためだけに8007号車の前面をKCIカラーで装飾しました。
なお、日本国内をKCIカラーの電車が走るのは初めてのことです。KCIカラーで貸切列車を走らせることについてはインドネシアのPT Kereta Commuter Indonesia社の許可を受けています。


片瀬白田駅停車中のKCIカラーの8007号車。スカートも赤くしました。


参考に2019年に撮影した8004号車。前面の車体番号は東急フォントとなっています。
東急8000系・8500系列の中で、8004号車のみ投石を受けても割れにくいポリカ製の窓に交換されたため、投石避けの金網が撤去されています。
2020年の検査で貫通扉のKCIロゴと側面の女性専用車装飾の撤去されました。

日本国内のみならずインドネシアの鉄道ファンの間でも話題となったこの貸切。現地鉄道ファンの間でも伊豆急の知名度が向上しました。彼らもいつか伊豆急を訪れてくれるといいですね。PKDヘルメットを被った参加者がおり、それがツボにハマっている現地ファンもいました。

Covid-19の感染拡大により気軽に海外に渡航できない日が続いているので、日本国内でKCIカラーの電車を走らせてみようということでプロジェクトがスタートしました。
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ディズニーリゾートライン モノレール 陸送

新年あけましておめでとうございます。
2020年の干支はネズミということもありまして、まずは舞浜リゾートラインのディズニーリゾートラインで活躍するモノレール、リゾートライナーの陸送の模様を紹介します。
ディズニーリゾートライン モノレール リゾートライナー(Type C) 116号車 陸送
これは昨年末に行われた新型のリゾートライナー(Type C)の新車陸送です。
下松の日立製作所で製造され、内航船でディズニーランド近くの港まで輸送され、水切りされたのち、港から車庫までは陸送となりました。
リゾートライナーの特徴は、ミッキーマウスの顔をかたどった側面窓ですが、新型にも踏襲されました。

今回の新型車両はオレンジがベースのカラーでしたが、既存のリゾートライナーは各編成ごとにブルー、イエロー、パープル、グリーン、ピーチのカラーをまとっています。
既存のリゾートライナーたちは、みんなが寝静まった夜に、陸送用の靴に履き替え、魔法の誘導車と魔法のトラクタとにひかれ、宗吾参道のお城に連れていかれました。
続きは既存5編成の陸送の様子です。
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ブエノスアイレス 丸ノ内線500形稼働編成 (2019年3月中旬時点)

アルゼンチン ブエノスアイレス 丸ノ内線500形
フィナーレ500記念号のヘッドマークを掲げて走った637号車も現役。1996年7月20日以来の乗車。あれから20年以上経過しても現役。J.M.Rosas駅にて。

2019年3月中旬にアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄B線で営団丸ノ内線500形の稼働編成を調査した。
稼働が確認できた営団500形は全15編成。編成の内訳はA, C, D, E, G, H, I, K, L, M, N, O, P, Q と S編成。この15編成は黄色いメトロビアス仕様のラッピングだった。2017年時点で赤い塗装姿が確認されているT編成については、滞在期間中の運用入り及び姿の確認ができなかった。
週末土休日ダイヤでの営団500形の運用は1運用のみで、そのほかの運用は全車マドリー出身のCAF6000で運用されていた。また、CAF5000は運用離脱しているようである。

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ブエノスアイレス地下鉄B線500形引退後の進路

リンチ駅の道路の立体交差下に留置されている営団丸ノ内線500形の廃車体 画像はリンチ駅近くの道路の立体交差下に留置されている営団地下鉄丸ノ内線500形の廃車体。この敷地内には500形数両が留置されているが、車体番号は分からなかった。写真の車体はマクラギで組まれたウマの上に仮置きされ、台車が抜かれていた。またステップが取り付けられていないようだ。

現地鉄道情報サイトと自分の足で稼いだ情報をもとに500形廃車後の進路を分かる範囲でまとめた。

Ponen a la venta coches retirados de la línea B
上記ページに32両についての詳細が出ていた。廃車車両の引用すると以下のとおり。

第一陣 697, 917, 903, 904, 918, 624, 687, 619, 911, 912, 916 , 722
第二陣 721, 623, 726, 691, 698, 800 ,633
リンチ駅留置中(当時) 915, 788, 713, 783, 328, 306, 746, 772 , 753
東京メトロ譲渡分 771, 734, 584 , 752

アニェロ 9両
リンチ駅留置分915, 788, 713, 783, 328, 306, 746, 772, 753

ピラル解体業者ヤード12両 (500形2両及び900形2両が番号不明)
第一陣697, 917*, 904, 918**, 624, 619
第二陣 721, 623, 698, 800** ,633

シミーバイーア 1両(900形1両が番号不明)
900形903, 911, 912, 916のどれかと思われる。

東京メトロ譲渡分4両
771, 734, 584, 752

第一陣不明 903, 687, 911, 912, 916, 722
第二陣不明 726, 691

* 推測分
** Pierre2427様が留置を確認されているが今回確認できなかった。 800号車についてはヤード内から搬出されたと思われる。

ブエノスアイレス郊外の解体業者で留置中の営団丸ノ内線500形

アルゼンチンブエノスアイレス地下鉄の墓場
 アルゼンチンのブエノスアイレス市のセントロから約2時間の距離にあるピラル市。その市内にイエロビアル(Hierro Vial)社という解体業者がある。その解体業者のヤード内ブエノスアイレス地下鉄B線で活躍していた営団丸の内線500形の廃車体12両が留置されている。敷地の様子はGoogle Mapsの衛星写真から確認できる。
 業者の入り口に行ったところ、作業員の方々がいたので、挨拶の後、日本の地下鉄の廃車体を見せていただけないでしょうかとお願いしたところ、コチェミツビシ見たいのか!と言われ解体場内を案内していただけることになった。ムーチョグラシアス。

 それでは、アミーゴのあとについて解体場の中へ行ってみよう。
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